てしごと はじめのいっぽ!

日々の暮らしに手仕事を。

すぐそこにある 豊かな子そだて

「できない!できない!」と騒ぎながらとりあえずひとつ作り、ふたつめで「分かった!」となるような、走りながら考えるタイプもいれば

最初から、なぜかうまく形になる人もいる。

そして、ゆっくりゆっくり、休みながら、ひとつ仕上げる人も。

「てしごと はじめのいっぽ!」のハンドメイドは子連れOKなので、ご飯を食べさせたり、オムツ変えたり、ケンカの仲裁に行ったり、と、作業の途中で手を止めるのはしょっちゅう。

そういうときは仕方ないけれど、「ママに近くにいてほしい」だけのときは、お母さんはそばで「大人の仕事」ができるといいですね。

だって、お母さんにはお母さんの世界があるし、子供にはわからない大人の仕事が、世の中にはたくさんあるんですから。子どもの心に寄り添って付き合ってあげるのも大事だけど、リードを持つのは、大人。

大人がしっかりリードを持って、危ないときは止めてくれるからこそ、子どもは安心して自由でいられます。

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籐かごは、慣れてくれば、子どもの遊びの傍らで作業できます。

「私が手を止めて一緒に遊ばないと、怒るんです」というお母さんもよくいます。

そういう時期はあるけれど、それでも言いなりになりっぱなしは、その子にとってもつらいこと。

大人は子どもの奴隷ではないし、もちろんその逆でもありません。

「だってあなたが言ったんでしょう」「この子がこうしてほしいというから」と、子どもことを思うように見せかけて、子どものせいにしてないかな? 大人が負うべき責任から逃れてないかな? と、ときどき振り返ることも大切だと思います。

言いなりでもなく、縛り付けるでもなく、その時々で綱引きをしながら…いつのまにか彼らも大人になっていくでしょう。

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先日も、綱引きしながらのお母さんがいました。そのお母さんの感想です。 

作業に集中したい私と構って欲しい子どもとの葛藤がありました。『完成できなくてもいいかぁ』と、子どもの遊びに向かいましたが、その中でも作業ができ、更に「頑張りましたね!」とお声かけいただき、うれしかったです。

複雑な作業かと思っていたのですが、作業工程がシンプルで驚きました。作品は、思っていた型にはなりませんでしたが、「自分で作れた」という充実感と満足感でいっぱいになりました。

子どもと向き合う日々に、疲れてきてしまった方に、おすすめします。

短時間で、何かを完成させられると、心が満たされてきます。

最初は、「お母さんこっち向いて!」だったお子さんも、しばらくしたら一人遊びかできるようになりました。「待ってたらこんないいものができるんだ!」と嬉しかったでしょうね。

そのときどきで、強くひいたり、緩めたり。子どもの心の声を聴き、自分も大切にしながら、力加減を微妙に調節していくのは、ちょっとめんどくさいです。自分の子供のころを思い出したりして、しんどくなるかもしれません。

でもその経験が、私たちおとなの中に積み重なって、これから子どもが思春期を迎えたときに、きっと助けになりますよ。

日々曖昧に揺れ動く心こそが、子育ての喜び。静かで深い、いのちの源泉だと私は思います。

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カゴを結んでいる紐も、このお母さんの手編みです。この紐を編むために、はじめてかぎ針を持ったばかりの手しごと苦手組出身とは思えませんね。

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 コツコツ作って作品が増えて、子どもがそれらを組み合わせて、自由に遊ぶ。

お母さんの手には技術が落ち、自信がつき、そして、子どもを強権的に押さえつけることなく、自然な信頼関係が深まります。

これ以上ない、豊かな子育てですね。

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