てしごと はじめのいっぽ!

日々の暮らしに手仕事を。

イタイのイタイの飛んでいけ!---家族を癒す手は 作れる

「運動するとけがをする」「けがの仕方が尋常ではない」――。全国の養護教諭や保育士らの会合が昨年12月上旬、東京都内で開かれ、子どもの体の「異変」が報告された。青森県の小学校教諭は「ジャンプの着地で転び、アキレスけんを断裂した」との事例を発表した。

(中略)

日本体育大の野井真吾教授(教育生理学)は、こうした異変が「多様な形で現れるようになり、かつ深刻化している」と指摘する。

(中略)

今は蛇口はひねらず、手を出せば水が出る時代。子どもはゲームなどに熱中し、体を動かさない。異変の背景には、こうした生活や遊びの変化がある。特定の運動ばかりする子、ほとんどしない子の二極化も目立つ。

 1月23日の読売新聞朝刊「スポーツの力」より

 

以下新聞では、「ほとんどしない子」の方に注目して記事が続き、「スポーツの力」というタイトルどおり「運動しよう」という流れになります。

現実には、「特定の運動ばかりする子」も大きな問題となっています。それが「スポーツ障害」。

「ほとんどしない子」「特定の運動ばかりする子」どちらにも共通して圧倒的に足りないのは、「自由な外遊び」。

外遊び不足は、幼稚園の先生たちも指摘しています。つまり、3歳の時点で、もう異変は起きている。

幼少期の外遊びが十分でないままスポーツを始め、特定の動きばかり行うことで、体に偏りがおきます。その不均衡は、スポーツをしているときだけでなく、日常生活にも影響を及ぼします。

慢性的なケガの繰り返し、疲労感、成長痛……すべて、たっぷり遊ぶ、たっぷり休む、その二点で解決するそうです。

「たっぷり」も「遊ぶ」も「休む」も、現代ではとても難しいこと。

それが軽視され、損なわれていることが、子どもの世界にも影響しているのでしょうか。

自分の体を自分で守る

けがをして整形外科に駆け込み、常連になる前に、家庭でできることがあります。

遊ばせること、休ませること。ごはんもお風呂も、いいですね。

 薬ではなく、りんごや梅干し、大根おろし、山芋など、体を整える働きのある食べ物はたくさんあります。お風呂や足湯、湯たんぽや水枕も、治癒の助けになります。

その他に、まだまだできることがあります。

それは、「子どもに触れること」。

触れることで、治癒が起こり始めます。ただ触れるだけでいい。

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病気になったらお医者さん、というのがイマドキの常識ですが、実は家庭でできることってたくさんあります。

昔は何だって家で治してたわけですよね。「それを誰でも気軽に医者にかかれるようになった、その結果寿命が延びたのだから、これは進化だ」と言った人がいます。私の父ですが(笑)
私は、それが進みすぎて、「自分の体、家族の体の調子すら、分からなくなってしまった」ことに危機感を感じています。

自分の感性くらい自分で守れ、ばかものよ」という有名な詩があります。

自分の体についても、ちょっとした不調くらいなら、自分で守り、管理できた方がいいな、と、私はそう思います。

 拙著「てしごと はじめのいっぽ」(Kindleこちら)の中で、

かつてのお母さんたちは、手で浴衣を縫っていた。そういうことを、祖母からもっとちゃんと、教わればよかった。一般の市井の人が当たり前に持っていた「何でもない技術」が、今の私の身体にはない。

ということを記しています。

保育士の友人が、これを読んで、

「手仕事がおうちから出て行って、安い既製品を買って済ませているように、子育ても外注になりつつあるな、と実感として、思うよ」

と感想を聞かせてくれました。

アウトソーシング、とか、「助け合う社会」といえば、聞こえはいいのでしょうか。

若いお父さん・お母さんに「ひとりで抱えない」「頼っていこう」と行政や、広告が、「子育てしやすい社会」を作るべく、連日呼びかけていますね。

でも、頼るって、そういうことなのかな。明け渡す部分は、そこでいいのかな。

おうちの中に、癒す力を取り戻そう

お母さんの手で、子どもの様子を読む力。そして、イタイのイタイの飛んでいけ、で治っていたあの頃のように、子どもや家族を癒していく力

イタイのイタイの飛んでいけ」には素晴らしい力があって、それは鍛錬によって熟練することができるんです。

もともとあったもの。なくなったわけではない。すぐに使えるようになります。

立ち止まって、学んでみませんか。

今まさにスポーツに夢中なお子さんを持つお母さんだけでなく、これから始めさせようと思っている方にもおすすめ。始める前に聞いておきたいお話です。

2019年2月25日(月) 10:00〜12:00 

齋藤整骨院横浜市西区岡野1-5-3サンワビル301)

www.kokuchpro.com

前回の講座の様子はこちら

手のはたらき、手のしごと ……子どものためにできること - てしごと はじめのいっぽ!

 

手の見えるはたらきを学ぶ講座

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1/24(木) ローズウィンドウは、幾何学切り紙アート。大人の方にも大人気のアイテムです。

coubic.com

 2/12(火) 遊び紐は、編み物初心者さんにもオススメ。子どもがよく遊びます。

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おはなし会として、「シュタイナー子育てからヒントをもらうお話会~のびのび育つ 個性と才能の根っこ~」というものも、月一回開催しています。こちらは、友人と二人で、参加者さんからの質問を募って、経験から回答していくというような集まりです。

次回2/27(水)は満席につき、5回目の開催は3/6(水)になりました。
詳細はこちらで。

シュタイナー子育てからヒントをもらうお話会~のびのび育つ 個性と才能の根っこ~

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