てしごと はじめのいっぽ!

日々の暮らしに手仕事を。

お母さんが、後輩お母さんのために、つなぎ続ける場  横浜シュタイナーこどもの園「てしごとひろば」

横浜シュタイナーこどもの園 という、小さなようちえんがあります。いわゆる「シュタイナー幼稚園」です。

シュタイナー教育で大切にされている「手仕事」を、もっと気軽に楽しんでもらいたいという思いから、「てしごとひろば」という集いが、ほぼ毎月開かれています。

この秋に作っていたのは、赤ちゃん人形。この子たちが持っているのは、教室のものです。もうすぐお母さんが作っているのが出来上がるから、それを楽しみにしています。

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縫物なんて、針が怖いから、子どもがいる場では危なくてできない?  

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そんなことはありませんよ。ほら……。子どもがいる場での針仕事の仕方のコツも、合わせて教えてくれます。

子どもも大人も、それぞれの時間を過ごす

遊びに行ったり、時々お膝に帰ってきたり。

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在園生のお母さんが2人、子守のお手伝いをしてくれるので、安心です。f:id:mizugame23:20181125074617j:plain在園生のお母さんの子守の上手なこと! 参加者のお母さんたちも、手仕事をしながら横目で接し方を学びます。

なるほど、ああいうときは、ああやって言えばいいのね……と。

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そして、在園生のお母さんは、「ちょっと上」だからこそ、子どもの扱いも分かるし、参加者のお母さんの気持ちも、身に染みて分かる。

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 さあ、子どもたちが離れた! チクチクチク……お洋服を縫っています。
向こうでは、まだ2歳の輪にはちょっとついていけない1歳のMちゃんが、ママの後ろでお店屋さんを開いていますね。子どもは、せま~い場所が安心できるから、大好きなのです。

 

 

おかたづけの時間です おもちゃはおうちへ帰ります

f:id:mizugame23:20181125075143j:plainお片付けの時間です! 片付けへの誘導も、さすがの手腕です。

 

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だんだん出来上がってきました。でも、お母さんたちももう片付けないと……

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ついに、time's up! 1歳3か月のYちゃん、ママ~!ダッコ!になってしまいました。

「てしごとひろば」は、子どもに無理をさせない。でもお母さんも我慢をしない。それを大切にしています。

だから、手仕事の時間は1時間ちょっと。待っててくれてありがとうね。この後はお楽しみのおやつの時間。 

やったぁ、おやつだ! ぎゅっと集中から、緩みのひとときへ

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みんなが揃うまで、待ちますよ。おうちだったら、お先にどうぞがあるけれど、お友達がいるからね。
こういうことは、集団の中でしか学べないことです。

もちろんこの子のようにおとなしく待てるお姉ちゃん(2歳)ばかりではありません。泣き叫ぶ子もいますが、それでも、「待つよ」と言い続けます。たいていそういう子は、いただきますが始まると、途端に静かになるものです。

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在園のお母さんの手作りおやつ。口頭でパパッとレシピを紹介します。

日常で簡単に作れるものを中心にご紹介しています。 

スタッフの皆さんに、ありがとう。

在園生のお母さんスタッフも、かつての「てしごとひろば」の参加者でした。そして今は、幼稚園児の母。まだまだ、ご自身も大変な時期。だけど、この場のありがたさを知っているから、と、恩送り活動をやってくれています。

「子育てが大変だよ~」って嘆くと、「じゃ、何がほしいの? どうしてほしいの?」と聞かれますね。それが言葉になったら苦労しない。初めての体験の中で、何がつらいのかすら分からないのが、幼児期の子育てです。

「こういうことがつらい」「ああいうことがつらい」というと、そして、こんなサービスどうですか、あんなサービスどうですか、といろいろ作ってもらえるけれど、なんかちょっと、ピントがずれてる。

だから、「保育園を増やして、1歳になったらすぐに職場復帰できるように」が子育て支援だと言われると、それが本当に、私たちの国をよくする一番の方法なのかな?と、思ってしまいます。

 あの時あったらいいなと思っていた場をビンゴ!で作れるのは、ちょっと前まで当事者だった人たちだと実感しています。

私はもう中・小学生の母ですから、若いお母さんたちに比べると、全然カンが鈍ってると思います。私の世代には、私の世代の役割があるけれど。

こういうお母さんたちの存在って、結構貴重だと思うんですよね。暮らしの楽しみ方、子どもの育て方って、現場で、手から手へ伝わることが、肝だったりするんです。

「アマチュア」という言葉は、「プロ」に対して低い意味で使われる傾向にありますが、こと子育てや暮らしの現場に関しては、アマチュア同士の支え合いの方が、痒い所に手が届いたりするから不思議です。若いお母さんたちが必要としているのは、「子育ての専門家」ではないのよね。

このような場を続けてくださっている若いお母さんたちを心から応援し、また、本当に感謝しています。

 

ご案内

てしごとひろば

横浜シュタイナーこどもの園 手仕事の会 | 隔週開催「てしごとひろば」

12月はローズウィンドウです。

 

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ローズウィンドウ

 

手しごとひろばでの赤ちゃん人形は、年に一度。来年の秋までありません。

でも、子どもはすぐに大きくなるから、必要なときが作りどき。

今、赤ちゃん人形を作ってみたい方は、下記にエントリーしてください。てしごとひろばにお繋ぎするか、随時開催を企画し、いち早くお知らせいたします。

docs.google.com

本を出しました。

「てしごと はじめのいっぽ

~ 手でつくる・手をつくる~こどもとわたしのための 自然素材の手作りレシピ」

詳細はこちらで。

www.wonders.fun