てしごと はじめのいっぽ!

日々の暮らしに手仕事を。

手で作り、手を作り、切れそうな縁を、もう一度つないでいこう。

篠秀夫先生にご紹介賜りました

茅ヶ崎から始まり、今や全国でご活躍の、遊びの達人・篠秀夫先生に、「てしごと はじめのいっぽ」をご紹介いただきました。

長女が1~2歳の頃から、篠先生の遊びの会に参加したり、気質の勉強会を開催させていただいたので、とても嬉しいです。

plaza.rakuten.co.jp

私が長年、産後間もないお母さんたちを対象としたワークショップをしていて気づいたこと。

それは、子どもを産んで初めて、世界がこんな状況だったのか!と気づき、危機感を感じているお母さんたちが、実はとても多いということです。

篠先生の上記ブログの中にも

「何を失ったのか」「何が変わったのか」ということに対する認識も大事ですが、「今の私たちには何が出来るのか」ということをしっかりと認識して、それを実行していくのはもっと大事なことだからです。

とありました。

変わる前の世界、「昔」を思うと、憧れとともに、絶望的な気持ちになります。

それでも、母親には泣いてる暇なんてありません。生きていくしかない、育てていくしかないんです。

 

 十年どころか、三年ひと昔。

 

2003年生まれの長女が小さいころスマホはありませんでした。PSPのような、携帯ゲーム機も、それほど小さな子どもの中には普及していませんでした

その子たちが年長になるころ……

マンションのエントランスを送迎の待ち合わせ場所にしている幼稚園のお母さんたちから、

「最近、お兄ちゃんお姉ちゃんの帰りを待つ2歳くらいの弟妹ちゃんが、ゲームやりながら待ってるの。すっごく静かにしてて、楽なんだろうけど、見てて静かすぎて怖いんだよね。あれ、大丈夫なのかな、と思っちゃう」

という声が聞かれるようになりました。

「私たちの頃はさ……」と、6歳児の母が3年前を振り返って語るほど、変化が速い時代に、私たちは生きています。

「階段を登ったり下りたり、走り回ってテンション上がりすぎて静かにさせるのが大変だったり、転んで額割ったり、大変だったけど……ゲームやらせとけばおとなしいけど、あれでいいのかな」

でも今や、2歳児がベビーカーでタブレットを使いこなすのも珍しくありませんね。

あれはまずい、と思う人の方が多いのでしょうか。

それとも、「そんなことを言うと、また子育て世代に自分たちの価値観を押し付けて!と思われるのだろうか」と、何も思わなかったことに、する人の方が多いのでしょうか。 

それとも、「おお、これが新しい時代だ」と、肯定的に受け止める人が多いのでしょうか。

 無意識な人もいれば、悩みながら渋々受け入れている人も、断固拒否を頑張っている人もいるでしょう。

最近は「クラスタ」という言葉が象徴するように、無限に小さなグループができて、グループ同士が混じり合うことがないような感じがしていますが……この棲み分けは、「多様性」とは似て非なるものではないでしょうか。

それぞれの立場の人が、お互いの考えを大切にしながら、違う価値観の人に触れることができると、もっと豊かになるでしょうね。

こどもの好きにさせる vs 大切なことを伝える

 

人類が「人間」という状態になった太古の昔からつい最近に至るまで、「子ども」は「自分たちの後を受け継ぐもの」であり、「子育て」は「受け継ぐものを育てる行為」として理解されてきました。

「自分たちの後を継ぐ者」という意識があったからこそ、子どもを馬鹿にせず、支配や命令だけで管理せず、心を込めて大事に育てたのです。

その意識が変わり始めたのが18世紀の産業革命頃からなのではないかと思います。

産業革命とともに社会はものすごい勢いで変化し始めました。

そして、子どもたちは「古い世代を受け継ぐもの」ではなく「新しい時代を作るもの」として理解されるようになってきました。

親が先祖から受け継いできた「古いもの」は役に立たない時代になってしまったのです。

そのため、大人達は新しい時代を作るための能力を育てることに熱心になりました。
そのための学校も作られました。

その「学校」では、「古い知識」や「古い技術」ではなく、「新しい知識」を教え始めました。
機械が進歩したので「技術」は伝える必要がなくなりました。
そして、親もまた、同じような価値観で子どもを育てるようになりました。

そして、子どもたちを「知識や能力を競い合う競争」に追い立てるようになりました。

でもその結果、大人と子どもが分断され、新しい知識を持った子どもたちが、古い知識と技術の世界に生きている大人達を尊敬しなくなりました。

大人達もまた、自尊心を失いました。堂々と胸を張って自分たちの価値観や生き方を子どもたちに説くことが出来なくなったのです。

 (同ブログ2018.11.20 「今何が起きているのか」(時代の変化と子育ての変化)より)「今何が起きているのか」(時代の変化と子育ての変化) | 森へ行こう(心とからだと子育てと) - 楽天ブログ

分断されることに慣れてしまった、つまり麻痺してしまった私たちは、自分の経験や感覚、大切にしてきた価値観を伝えることに対し「押し付け」と取られるのではないか、と恐れます。

でも、人間が人間であるのは、人間が人間を人間に育てるからだと、私も思います。それと「前世代の先輩風的押し付け」との境目が、難しいなと日々感じています。

ただ、便利なモノやサービスはどんどん開発されています。だけど、子育てしやすい、生きやすい時代になっている、とは思えないのです。賢い人たちが生み出すモノやサービスについて、「そういうことじゃないんだよね」と、違和感を捨てきれずにいます。

でも、こんな世界でも、生きていくしかない、育てていくしかないですからね。

昔の人が当たりまえにやっていた、数々の手仕事は、失われつつあります。

手は、使わないと育ちません。逆に言えば、使えば育ちます。まだ間に合います。

でも、これほどまでに手を使わなくて済む時代に、あえて手を使う意味ってあるのかな。とはいえ、何もできない自分の手を見ると、これではよろしくないような、予感がある。
そんなことが、拙著「てしごと はじめのいっぽ」の中で、ちょっと深めて書かれています。手仕事を大切にしている幼稚園の先生へのインタビューが、具体的で、よいヒントになると思います。

「てしごと はじめのいっぽ」を、どんどんネタ帳として使ってくださいね

さて、さっそく「お兄ちゃんの野球チームの活動を待つ妹たちに、何か楽しいことを」と、本紙からトランスパレントスターを教えてくださった方がいます。

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ぷっくりした手が、たまらないよね。ダイソーのトレペ折り紙(?)で作ってみたそうです。
ええやないか、と思います。

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よかったね。

ご本人は「妹たちに手仕事を広げたいなーと思いつつ、やはり先導役が必要で。
母は試合見えずで悩ましい感じの1日目でしたー。」「やはり、一番上が一年生で下が3歳の8人はなかなかまとまらないですー💦」とのこと。

そりゃそうだ。

でも、その大きな子が、だんだん教えられるようになるでしょう。最初はうまく教えられないかもしれない。でもその経験を通して、自分が何を分かっていないかが分かるでしょう。「間違ってる」はありません。もしかしたら「もっといいやり方」を、子どもが思い付くかもしれない。そしたら、大人に教えてくださいね。

毎回毎回微妙に違う。振り返ると、だいぶ違う。積み重ねて、成長してることに気付く。これが子育ての醍醐味ですよね。

人は、工夫によって単なる待ち時間を楽しい時間にクリエイトできるんですよね。何もかもが完全に思い通りになるなんてことはないわけで、与えられた条件のもとで、いかに充たされた時間を過ごすかが大切ですね。この経験は、子どもたちにとって、最高の教育だったことでしょう。

切れそうな縁は、またつなげばいい。意識的にやるのは、ちょっと大変だけど。

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